5/31 東京11R 第87回日本ダービーGⅠ 2400M 3歳OP 解説1

      2020/06/10

★東京11R 第87回日本ダービーGⅠ 2400M 3歳OP
前走皐月賞組が優位であるこの日本ダービー。
過去10年で馬券に絡んだ30頭のうち 実に21頭が前走皐月賞組。
勝ち馬で言えば 別路線からの勝利は何と13年京都新聞杯からのキズナのみ となっている。

今年の皐月賞。勝ち馬⑤コントレイルの実時計は1.59.9辺り。

2018年皐月賞1着→ダービー2着のエポカドーロの皐月賞実時計は2.00.9辺り。
皐月賞としては速くない時計と言える。エポカドーロは二冠を狙ったがワグネリアンに阻まれた。
皐月賞自体がそこまでの時計じゃないので 他馬の逆転は全然有り得た訳だ。

2016年皐月賞1着のディーマジェスティ。前が速くなったのもあり実時計は1.58.8。
ダービーは三着。
今から考えてもこの世代、サトノダイヤモンドやマカヒキは異常な世代だったと思う。
この世代は弱かった なんていう人がいるけど 決してそんな事はない。
強すぎた為に、エアスピネルなどは出世を阻まれた。別時代に生まれていれば2冠くらいは
あったかも知れない馬なのだ。ただサトダイやマカヒキは高速馬場を使い続けた影響なのか
タフなレースをし続けた反動なのか 早くに壊れてしまった というだけだ。
この世代を書き始めると本分そっちのけになってしまうので切り上げよう(笑)
だた これだけは言っておくけど、この時のダービー予想なんて、皐月賞が終わった時点で
ほぼ完了しているわけだ。だってディーマジェスティ&サトダイ&マカヒキは実時計1.59.2の
範囲で収まっていて こんなのダービーで別路線から逆転出来る馬がいる訳がないじゃん!
僅かの可能性とすれば 同じ皐月賞組で1.59.3の実時計だったリオンディーズとエアスピネルくらい。
もう 控え目に言っても この5頭までで印を打てば充分だったレースなのですよね。
私は当然サトノダイヤモンドに◎打つわけですけども。それだけ他路線を寄せ付けない超ハイレベルな
皐月賞組だった。

2015年皐月賞1着のドゥラメンテ。ダービーも勝利だったが、皐月賞の実時計は1.59.5
流石に優秀。二冠は当然の時計水準。

2014年皐月賞1着のイスラボニータはダービー二着。皐月賞の実時計は2.00.0辺り。
これだって全然悪く無い。ただ 2分丁度の勝ち時計となると ダービーで鉄板か と言われれば
結構微妙ではあるか。

2011年皐月賞1着ダービーでも1着のスーパーホース オルフェーヴルの皐月賞は東京開催だったので
除外。
一応2012年からの皐月賞馬全部並べてみるか(タイムは馬場と位置取りとペースを考慮した実時計)
12年皐月賞 1着ゴールドシップ 2.00.3 上がり34.6(1位)
13年皐月賞 1着ロゴタイプ   1.59.1 上がり35.3(3位)
14年皐月賞 1着イスラボニータ 2.00.0 上がり34.6(2位)
15年皐月賞 1着ドゥラメンテ  1.59.5 上がり33.9(1位・断然)
16年皐月賞 1着ディーマジェ  1.58.8 上がり34.0(2位)
17年皐月賞 1着アルアイン   1.59.7 上がり34.2(4位)
18年皐月賞 1着エポカドーロ  2.00.8 上がり35.1(4位)
19年皐月賞 1着サートゥルナー 1.58.9 上がり34.1(1位・断然)
20年皐月賞 1着コントレイル  1.59.9 上がり34.9(1位・断然)
各年で馬場は異なるので 上がり自体を比べる事に意味はないものの、
勝ち実時計が2分を切り 尚且つ上がりが1~2位で上がっている場合・・違うな逆に該当しなかった場合
も含めて書いた方がいいか。

12年のゴールドシップ、こちらは上がりは1位だったものの
実時計が若干足りず、ダービーの瞬発力勝負にマッチせず5着だった。

13年のロゴタイプ。時計は優秀だけど上がりがまるで足りてないでしょ。
先行馬だから仕方ないんだけど瞬発力不足が露呈してこれも5着まで。

では14年のイスラボニータはどうか?上がりが足りてない気がしないか?私はこの年のダービーは
皐月賞で上がり最速34.3で敗れたワンアンドオンリーに◎としてブッ込んだのだけど、つまりはそういうこと。

15年のドゥラメンテ。実時計は優秀で、皐月賞の上がりも断然1位。そう考えると
ダービーは本当に信頼出来る状況だったよね。ダービーでも1着で二冠目。

16年のディーマジェスティ。上がりは2位だが、皐月賞のサトノダイヤモンド自体がかなりの不利と
駄目騎乗があったので 実質は上がり3位評価。3位評価となると実時計は優秀でもダービーで◎はちょっと
微妙でしょ?ダービーでは3着。

17年のアルアイン。実時計優秀でも上がりが不足。ダービーでは4番人気だったけど要らない馬
と言えた筈だ。ダービーで5着は頑張ったな とは思うけど。

18年のエポカドーロ。実時計が足りてない。上がりも4位 と足りてない。
私は危険な人気馬 と判断したが逃げの手に出て2着。これにはただただ驚いたが、基本的には
レアケースと考えるべきだろう。

19年のサートゥルナーリア。上がり断然であり実時計もヤバ過ぎる。
結果的にダービーは4着となってしまったが、スタートでゲートを潜っちゃう不利があった為。
こういうのは競馬なので仕方ない。サートゥルナーリアがその後トップホースの一角となっているのは
ある意味この皐月賞を見れば当然。

では 今年の皐月賞を制した⑤コントレイル。実時計はギリ2分を切りまぁまぁ優秀 というところ。
でも上がりで言えば上がり2緒の⑫サリオスに0.5差 と決定的。
勿論位置取りが違うのだから 上がりも異なって当然なのだけど、その上がりがモノをいうのが
ダービーというレース。それを上記で説明した というわけなのだ。

もし皐月賞が良馬場だったら0.5という上がり差がついたかどうか は一考すべきだが、
ひとまず 皐月賞の実時計&上がり ともに⑤コントレイルはクリアしている という事はお伝えしておきたい。

 


では、過去 既に怪物認定をした2頭⑤コントレイルと⑫サリオスの一騎打ち濃厚なのか?
ちょっと待って欲しい。
皐月賞で為す術も無く敗れた⑮サトノフラッグの存在がある。
皐月賞考察で
サトノフラッグに対しベタ褒めしたと思います。非常に素晴らしい馬です。
これも充分怪物級の認定を上げても良いくらい。サリオスがマイル→マイル→マイル と
安全に大事に乗られて来たのと同じようにサトノフラッグも2000Mをずっと使われているのは
少々過保護過ぎ(適性を明確に判断する為にも距離は微妙に変えるのも一つ)な気もしますが
ダービーを意識出来る馬である事は多分間違いないです。
明日の皐月賞を勝つ可能性も勿論かなりあると思います。ただ 皐月賞に関して考えた場合、
ペースが流れた時にも好パフォーマンスを見せられるのかどうか?が若干不安ではあります。
というのも これまでのラップが全て中盤に12.6以上の区間が入る流れでのもの。
明日は馬場の影響もあり この限りではないですが、皐月賞は弥生賞などとはペースが異なり
12.3 – 10.5 – 12.0 – 11.8 – 12.5 – 12.1 – 12.2 – 11.7 – 11.6 – 11.4(19年)
12.6 – 11.0 – 11.9 – 11.5 – 12.2 – 11.9 – 12.4 – 12.4 – 12.7 – 12.2(18年稍重)
12.1 – 10.8 – 12.2 – 11.7 – 12.2 – 12.4 – 11.9 – 11.4 – 11.4 – 11.7(17年)
12.0 – 10.7 – 11.5 – 11.7 – 12.5 – 11.5 – 12.4 – 12.2 – 11.6 – 11.8(16年)
12.5 – 10.7 – 12.0 – 11.8 – 12.2 – 12.2 – 12.1 – 11.7 – 11.4 – 11.6(15年)
12.3 – 11.4 – 11.9 – 11.9 – 12.7 – 12.1 – 12.0 – 11.6 – 11.7 – 12.0(14年)
12.0 – 10.6 – 11.5 – 11.6 – 12.3 – 12.1 – 12.0 – 11.9 – 12.0 – 12.0(13年)
12.4 – 11.1 – 12.3 – 11.9 – 11.4 – 11.6 – 12.2 – 12.7 – 13.6 – 12.1(12年稍重)
13.0 – 11.7 – 11.7 – 11.9 – 12.0 – 12.3 – 12.7 – 11.8 – 11.7 – 11.8(11年)
12.1 – 10.9 – 12.4 – 12.1 – 12.6 – 12.5 – 12.3 – 12.1 – 11.8 – 12.0(10年稍重)
13.0 – 12.4 – 12.1 – 12.1 – 12.6 – 12.6 – 12.2 – 11.4 – 11.4 – 11.9(サトノフラッグ新馬戦)
12.8 – 11.3 – 11.3 – 11.6 – 12.3 – 12.5 – 12.7 – 11.9 – 11.5 – 11.6(サトノフラッグ未勝利)
12.7 – 11.5 – 12.7 – 12.0 – 12.8 – 12.0 – 12.1 – 12.1 – 11.6 – 11.9(サトノフラッグ1勝クラス)
12.7 – 11.4 – 12.1 – 12.3 – 12.6 – 12.6 – 12.6 – 12.5 – 11.8 – 12.3(サトノフラッグ弥生賞)

皐月賞はサトノフラッグにとって未経験のラップになるのが分かるかと思います。
流れて息の入りづらい流れだと今までのような上がり最速級の脚が使えない可能性があり、
位置取りも前走弥生賞並に緩ければ押し上げて行く事が出来るでしょうけど、中段後ろ辺りからを
余儀なくされた場合、相当な上がり差が必要になってくるので、
皐月賞よりはダービー向きかな という印象を持っています。

でも それでも△1番手。怪物コントレイルとサリオスと同等級の高い評価をしているつもりです。
勿論勝つ可能性も全然ある と思ってます。元々ダービーでは重い評価を と考えているので
ここは勝ちを自重して欲しいところですけどね。。

と書いた。
絶対ではないので 決定的な事を書く勇気は無かったのだが 皐月賞では評価を△までとした。
ちょっと厳しいだろう と思ってたんですね。この馬は明らかに皐月賞向きではない と考えていたので。
一つには上記のように中盤ラップが緩まないので上がりの脚が今までのように使えないだろう
という部分。もう一つには 広いコースで飛びの大きな走りを見せてきたので 小回りだと
フォームも小さくなって乳酸が溜まってしまうのでは?と考えたところ。
それもあって  むしろ皐月賞では負けて人気を落としてダービーへ というシナリオを先に描いていたくらい。
それが  元々ダービーでは重い評価を と考えているのでここは勝ちを自重して欲しいところですけどね。。

の部分。皐月賞での結果抜きにダービーでは◎か〇 を決めていたのだ。

ただ やはり 怪物認定⑤コントレイルの皐月賞があまりにも優秀だったのでね・・・
ちょっと◎はやりすぎか? という気もしないでもない。外枠引いちゃったのもかなり痛くて・・
もう一つの怪物認定⑫サリオスも皐月賞は直線右手前のまま。
かなり前から右手前で 最後までそれを変える事がなかった。
⑤コントレイルは直線途中でしっかり左手前に換えたのにね。

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